看護師の仕事は、病棟の業務がラウンドと呼ばれることからも推察できるように、基本的にやることが決まっているルーチンワークが多いのが特徴です。慣れてしまうと淡々とこなせるのが魅力という人もいる反面、飽きてしまう人もいます。

変化があった方が仕事に対するモチベーションが上がるという場合、ルーチンワークの中に自分で魅力を作り出すことが大切です。ルーチンのように感じられても、取り組み方次第では毎日大小の変化がある業務に変わります。

例えば、採決を行う際に少し作業の工夫をする習慣を作ると、毎回新鮮な気持ちで取り組めます。
患者の様子を見ながらいかに痛くない刺し方をするかを考えたり、採血時間が短くて済む血管を選び出したりするとスキルアップにもなり、患者にも喜ばれる看護師になれるでしょう。日々少しずつ工夫をするだけで自分にとって刺激になり、看護業務が魅力のある仕事に様変わりします。

また、小さな目標を立てるのも、仕事の魅力を大きくすることに繋ります。1日1回は医師から感謝の言葉をかけられるようにする、気難しい入院患者から笑顔を引き出す、週に一回は残業のない日を作るなどといった目標が考えられるでしょう。
ただ単ににルーチンで作業をしていては、心からの感謝を言われたり、いつも接している患者が突然笑顔になったりすることはあまりありません。普段とは違うことをして喜ばれたからこそこのような反応があるので、目標の達成感も相まった魅力的な方法でしょう。